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【東大寺お水取り2025】子どもの健やかな成長を願い 「達陀帽いただかせ」

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達陀帽子をかぶせてもらう子どもら=15日、奈良市雑司町の東大寺

 「お水取り」の名で知られる東大寺(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ)は15日未明に満行を迎えた。練行衆(れんぎょうしゅう)が行を勤めた二月堂前には同日朝から親子連れが多数訪れ、子どもの健やかな成長を願って「達陀(だったん)帽いただかせ」を行った。

 

 二月堂で奉仕する講の一つ「朝参講(あさまいりこう)」(横田好弘・講社長)の6人が世話役として子どもらに達陀帽をかぶせ、「身体健全に守らせたまえ、南無観自在菩薩」と唱えた。

 

 達陀帽は、悪しきものを払う火の行「達陀」で練行衆がかぶった金襴(きんらん)の帽子で、子どもがかぶると呪力が宿り健康に育つとされている。

 

 奈良市出身で東京都狛江市在住の森下茉利恵さん(38)は長男の結陽ちゃん(9カ月)を連れて参詣。「健康で元気に育ってね」と願いを込めた。

 

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