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ソプラノ歌手・雑賀美可40周年演奏会 5月6日に奈良市・秋篠音楽堂で テノール根木滋らが共演

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 生駒市のオペラ歌手で関西二期会の理事を務めるソプラノの雑賀美可が、自身のデビュー40周年を記念する演奏会を6日午後2時から、奈良市西大寺東町2丁目の秋篠音楽堂で開く。「百花繚乱 オペラの珠玉」と題した、大和高田市出身のテノール歌手、根木滋=関西二期会正会員=とのジョイントコンサート。「若いころから積み重ねてきたオペラのアリアと二重唱ばかりのプログラム。体力面での不安はあるが、力をふりしぼって頑張りたい」と意気込んでいる。 
 

 雑賀は奈良文化女子短期大学音楽学科を卒業後、関西二期会の研究生に最年少の20歳で合格。22歳の時に他団体主催のオペレッタ「ジプシー男爵」の公演でオペラ歌手としてデビューした。1998年に文化庁芸術在外派遣研修員としてニューヨークに留学し、これまでプッチーニ作曲「蝶々夫人」の蝶々さん、同「トスカ」のトスカ、ベルディ作曲「リゴレット」のマッダレーナベルディなど数々のオペラに主要な役で出演。県内では生駒市の女声合唱団「鹿ノ台アザレアコーラス」の指揮者を務め、県合唱連盟理事も務める。


 根木は工学博士で同志社女子大学薬学部教授を務めながら、声楽家としても一線で活躍中。雑賀にとっては同門の弟弟子で、同じ関西二期会員として何度も共演してきた間柄。コンサートには大阪音楽大学教授のバリトン歌手、晴雅彦が友情出演し、3人が入れ替わりながらオペラのアリア(独唱曲)とデュエット(二重唱曲)を歌う。
 

 雑賀は10曲を歌う予定で、プッチーニ作曲「トスカ」のアリア「歌に生き恋に生き」、関西二期会の研究生になるための試験で歌ったという思い出深いベルディ作曲「ドン・カルロ」の同「世のむなしさを知る神」、留学した米国のオペラ「ポーギーとべス」(ガーシュウィン作曲)の同「サマータイム」などを披露。またモーツァルトのオペラで数多く共演してきた晴と、「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」「フィガロの結婚」の二重唱曲を共演する。ピアノは今岡淑子。

 

入場料4000円。問い合わせは実行委員会、電話090(7364)6716。

 

雑賀美可

 

根木滋

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