【動画あり】珍しい緑の花を咲かす桜 「御衣黄(ぎょいこう)」が見ごろ - 春日大社内萬葉植物園

奈良市春日野町の春日大社内にある萬葉植物園で16日、花びらが淡い緑色をした八重桜「御衣黄(ぎょいこう)」が見ごろを迎えている。
花の色が、貴族が身にまとう萌黄色(もえぎいろ)の御衣(着物)を思わせることから名付けられた。御衣黄は咲き始めは薄緑色をしており、花の中心部から徐々に赤みを帯び、やがて花の形のまま落ちる。
緑色の花のため、一見すると葉のようで見落としてしまいそうだが、訪れた人々は足を止め、珍しい色合いの桜にカメラを向けていた。
園内では、藤棚がある藤園と円窓のところに咲いている。同園の担当者によると御衣黄の花が終わると藤の花が満開を迎えるとのことで、今年の藤は来週の週末からゴールデンウィーク明けまで見頃が続く見通し。