今年はソメイヨシノの息が長く随分と楽し…
今年はソメイヨシノの息が長く随分と楽しませてもらった。その桜の季節も“終盤”に入りヤエザクラなどにシフト。
街なかを車で走れば、赤やピンクや白色のハナミズキ、5月のイメージがある紫色のフジも見かけた。田んぼではピンク色のレンゲソウが、ひそやかに輝きを見せている。春の陽気が何ともうれしい季節だ。
JR西日本の特急「まほろば」のリニューアル車両「安寧(あんねい)」編成が初走行した5日、奈良市の佐保川の土手を久々に歩いた。満開の桜の下には、市民だけでなく外国人観光客も大勢詰めかけていた。
ざっと見た印象では、日本人5、中国・台湾・韓国などアジア系4、その他の国1―といった割合か。男性が彼女~をモデルに、サクラとセットで撮影する場面も数多く見られた。
だが、一番驚いたのは踏切と鉄橋を電車が通過するたびに、観光客らが一斉にスマホを向けていたこと。サクラ単独でなく、電車とセットの画像を狙う“にわか鉄ちゃん”が増えていた。
来年は「マナーを守って撮影を」と呼びかける看板などが必要になってくるかもしれない。(恵)