奈良県は2月に総額5636億5700万円の2025年度一般会計当初予算案を発表し、開会中の県議会2月定例会で審議が進んでいる。県民や事業者の安心と暮らしへの責任▽県のこども、若者の未来への責任▽豊かで活力ある県を創る責任―の三つの責任を果たすべく編成された予算で、山下真知事は「子育て施策をはじめ産業政策、道路施策などこれまで進めてきた取り組みを加速化する、奈良の魅力向上加速化予算だ」と強調した。予算案に盛り込まれた事業を通じ、県政がどのような方向に進もうとしているのか連載で紹介する。