奈良市立佐保小と鼓阪小の再編統合 新校舎建設工事が落札 村本・三和JVが51億7880万円で

旧校舎解体や外構工事など、先送りの問題も
奈良市が進める市立佐保小学校(同市法蓮町)と鼓阪小学校(同市雑司町)の再編統合による新校舎建設工事について、市は5日、再入札を実施。開札の結果、村本・三和の特定建設工事共同企業体(JV)が落札した。落札金額は51億7880万円(税込み)で、落札率は99.99%だった。市は工事請負の仮契約を結び、10日にも契約議案を市議会の3月定例会に追加提案する見込み。2小学校の再編統合を巡る動きは、昨年3月に建設工事を約51億円とする債務負担行為が全会一致で可決されたが、物価高騰で資材・人件費等がかさむなど同8月の入札は不落に。市は市議会の9月、12月定例会に相次いで増額予算を提出したが否決され、設計の一部を見直すなどして、本年度当初に認められた予算内で再入札を行った。