奈良県整備の道の駅、富雄丸山古墳側に柵 奈良市会が調整要求も、市「確認せず」謝罪
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長さ2.37メートルと国内最大の「蛇行剣」や、「盾形銅鏡」など、国宝級の発見に沸いた奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳近くに、奈良県が年内開業を目指し整備中の道の駅「クロスウェイなかまち」(同市中町・石木町)から、古墳への最短の歩行ルートとなる「西側ゲート」が設けられていないことが分かり、県と調整するよう求めていた市議会に対し、市は「確認していなかった」と6月定例会で平謝り。急きょ6月19日には仲川元庸市長が現場視察を行ったが、同席した県の担当者から、緊急車両等が通行できるよう設けた通用口を使ってもいいと提案されたもようだ。通行に際しては地元住民の理解と、道路横断の安全対策が求められたという。