奈良市議会、採決ボタン代理押下の北市議が議員辞職 懲罰特別委の審査対象、土田氏1人に

奈良市議会の3月定例会の議案採決の際、居眠りをしていた土田敏朗氏(79)に代わり、採決ボタンを押したとして市議会で懲罰動議が出されていた北良晃氏(81)が11日、森岡弘之議長に議員辞職願いを提出し、同日付で受理された。北氏は辞表提出直後に奈良新聞の取材に応じ、「議会に懲罰特別委員会も設置され、辞表を提出しようと思っていた」と述べた。北氏の議員辞職を受け、市議会は同日、各派の幹事長ら8人が急きょ協議。懲罰特別委員会(井上昌弘委員長)の審査対象は土田氏1人となるが、15日に弁護士を招き、勉強会を開くことなどを決めた。北氏らはいずれも「自民党・無所属の会」の所属。