国営飛鳥歴史公園とタイアップした「恋する飛鳥」のイベントとして、「飛鳥が香りたつ器(うつわ)展～時を超えて」を、20日から4月13日まで、国営飛鳥歴史公園　キトラ古墳壁画体験館「四神の館」で開催します。観覧無料。
　飛鳥時代に、日本へ伝わったとされるお香。仏教伝来とともに、暮らしに息づいてきました。春に輝く飛鳥の地で、香りの器の美しい作品を紹介します。仏教美術由来の古典技法である截金(きりかね)作家の鷲尾美陽子さんは、飛鳥をテーマにした新作を含む、シルクロードに関連した香合を出品。また、気付薬のような乾燥させた煙草の葉を入れる容器「鼻煙壺(びえんこ)」の、清朝時代の作品を展示します。西洋アンティークの香水壜(こうすいびん)や、人間国宝の作家による高岡銅器の香合も展示されます。