奈良市長選 自民の対応定まらず 2会派に分裂、一本化見えず

議員間で激しい意見の応酬
真夏の奈良県都決戦、奈良市長選挙(7月13日告示、同20日投開票)への自民党の対応が定まらない。自民は同市議会で公認・推薦併せて10人(今月11日辞職の北良晃氏を含む)の最大勢力だが、一昨年5月、仲川元庸市長に近い「自民党・無所属の会」(横井雄一幹事長)と、野党的立場に立つ「自民党」(森田一成幹事長)の2会派に分裂。13日に市内で開かれた党市支部役員会(非公開)でも、「現職支持」と「独自候補擁立」を巡って県議らを巻き込み、2会派の議員間で激しい意見の応酬があった模様だ。市長選対応については結論が出ず、双方の言い分が対立したまま、1区支部長の小林茂樹衆院議員が田中惟允党県連選対委員長に状況を伝えるとみられる。