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東大寺で未明に「水取り」 - お水取り

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石段を下って閼伽井屋に向かう練行衆ら=13日未明、奈良市雑司町の東大寺

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 東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ)は13日未明、「お水取り」の名の由来となった「水取り」が営まれた。

 

 本尊に供える香水(こうずい)を二月堂下の「若狭井」からくみ上げる儀式。午前1時半、静寂に包まれた境内に雅楽の演奏が流れ始めると厳かな雰囲気に。密教的儀式をつかさどる「咒師(しゅし)」を先頭に練行衆(れんぎょうしゅう)が二月堂南側出仕口から出堂すると、行列を従えてかがり火とたいまつに照らされた石段を下り、若狭井のある閼伽井屋(あかいや)へ向かった。

 

 若狭井で桶にくまれた香水は担がれ、往復して二月堂に運ばれた。前行も含めて約1カ月続いた修二会は、きょう15日未明に満行を迎える。

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