今年になって初めて知った言葉が「ふてほ…
今年になって初めて知った言葉が「ふてほど」だったのは、いかに流行に遅れていたかと反省している。それが流行語大賞なのだという。
ドラマの「不適切にもほどがある」を略したものだそうだ。昭和の体育教師が令和の時代にタイムスリップして、法令順守に縛られた社会で奮闘する物語という。
これも価値観のギャップに、SNS(交流サイト)などで話題を呼んだというから、新聞やテレビで見聞きしたことがない人がほとんどだろう。
仕事柄、トップテン入りした「裏金問題」の方がしっくりくる。1強を誇っていた自民党が、先の衆院選で惨敗し、連立を組んでいた公明党も共倒れして、与党が過半数割れした。
敗因は「裏金問題」にあったことは言うまでもない。開会中の臨時国会で、どこまで解明し、政治改革を進めていくかが問われている。
昨年の今ごろは、まだ問題が始まったばかりで、当該議員らはここまで事態が大きくなるとは思っていなかったろう。年を越したら収まるどころか、来年の参院選でも、より厳しい審判が下されよう。(治)