本格的な論戦が期待される臨時国会がいよ…
本格的な論戦が期待される臨時国会がいよいよ始まる。総選挙前の自民党総裁選で、「予算委をしてから解散する」としていた石破首相だった。
そんな約束も忘れたかのように解散し、党の議席を大幅に減らしただけでなく、与党の過半数割れという事態になった。選挙後の特別国会で何とか首相に再選された。
与党だけでも何も決められないなかで、どんな国会になるのか目が離せない。当面は野党第3党の国民民主党と連携しながらの運営となる。
それだけに、野党の責任が重くなった。「何でも反対」と言われないように、国民生活に関わる案件に対しては、慎重に判断するか、対案を示さねばならない。
そういえば議員全員が賛同して不信任決議した兵庫県の斎藤元彦知事が再選されたことで、議会がどのように対応するのか、全国的に注目を集めている。
中途の百条委を、目に見える形で進めてもらいたいし、新たに斎藤氏の公選法違反疑惑も浮上し、司直の動きもあるのかみたい。政治家が公然とうそをつくことはないと、信じたいが、本当はどうなのか。(治)