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音羽山観音寺後藤住職の花だより - 番外編・音羽山万葉展望台を目指す

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音羽山展望台から眺める大和盆地

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 平地では桜も満開を迎える4月上旬。標高600mにある奈良県桜井市の音羽山観音寺では、まだ桜もつぼみの状態です。この日は「念珠づくりと住職のお話」というセミナーを開催。記者ともう一人別の記者もスタッフとして参加。今回はその記者による、セミナー中に体験したお話です。

 

 念数づくりセミナーの手伝いに、初めて観音寺を訪れました。駐車場で、最後の参加者の受け付けを終え、坂道を登ることおよそ30分。まずは観音寺に到着できました。

 

 担当記者から話には聞いていましたが、初めての観音寺。オサムの声を聞きながら、感慨深く参拝しました。

 

 参加者の念数づくりを見学し、ほぼ終わったのを見届けて「せっかくなので、展望台に行ってきます」と担当記者に告げて、いざ音羽山万葉展望台を目指し登山開始です。

 

 「展望台までは20分くらいかな」と後藤住職に聞いていたので、少々楽観視してしまったことを後悔。けもの道のような登山道が延々と続きます。

 

 山登りに慣れている人にとっては、整備された登山道かもしれませんが、気を抜いてバランスを崩せば、下まで転げ落ちそうなほどの急斜面。野生動物に出会わないように祈りながら登りました。

 

 やっと頂上らしき少し開けたエリアが見えてきましたが、展望台が見当たりません。「はて展望台はどこだろう」と思いながら、よく見てみると展望台の看板が……。「展望台」と聞いていたので、東屋風の建物でもあるのだろう勝手に想像していた自分に笑いがこみあげてきました。

 

 残念ながら、かすんでいたので見えませんでしたが、天気が良ければ大和平野を一望できたと思います。

 

 下山していると、マラソンランナー風の男性と遭遇。聞くと、トレイルランの下見に来たそうで、この日は不動滝に抜けると話してくれました。「お気をつけて」と声をかけ、こちらが苦労して登ってきた山道をさっそうと走り登っていく姿を見送りました。

 

 やっとの思いで、観音寺が見えそうなところまで下山してきたと思った瞬間、石に足を取られて尻もちをつきました。

 

 皆さまも最後までどうぞお気をつけて。

 

音羽山観音寺

山の中にある尼寺。桜井市南音羽。

JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。

火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門

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