奈良市が住民訴訟の弁護士費用未払い 新斎苑訴訟で1369万円

2021年に最高裁の申し立て不受理で判決が確定した奈良市の新火葬場「市斎苑 旅立ちの杜(もり)」(同市横井町)の用地取得を巡る住民訴訟で、勝訴した原告側弁護団が市に請求した弁護士費用約1369万円(税込み)が、現在も未払いであることが19日までに、分かった。市は「支払い金額が合意できていない」とするが、市側の代理人には判決確定後に仲川元庸市長らに行った損害賠償請求訴訟や、その後の和解に関する弁護士料なども合わせ1750万円余りが既に支払われ、対応の差は歴然。原告側代理人は速やかな支払いを求めている。