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【東大寺お水取り2025】炎、夜空を駆け抜け「お松明」 本行始まる

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二月堂の舞台から火の粉が舞った「お松明」(多重撮影)=1日夜、奈良市雑司町の東大寺

 「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ)は1日、本行が始まった。夜には巨大な松明(たいまつ)が二月堂の舞台を駆け抜ける「お松明」があり、大勢の参拝者が見入った。

 

 午後7時ごろ、世話役の童子(どうじ)が燃え盛るたいまつを道明かりにして行にこもる練行衆(れんぎょうしゅう)を二月堂内へ導くと、欄干からたいまつを突き出して火の粉を振りまいた。

 

 14日まで上がるお松明は12日を除き、二月堂周辺での拝観の人数を制限。例年参拝者が多い12日の「籠(かご)松明」は、二月堂の信者組織の各講関係者と一般参拝者の拝観を分け、一般参拝は一方通行で順次移動しながら短時間の拝観となる。

 

 二月堂の修二会は752(天平勝宝4)年に始まり、一度も途絶えることなく今年で1274回目を数える。

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