【東大寺お水取り2025】結界の縄を選ぶ「注連撒き」
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東大寺(奈良市雑司町)の二月堂修二会(しゅにえ=お水取り)で21日、結界に用いるしめ縄を選ぶ「注連撒(しめま)き」があった。
「社参」の後、練行衆の作法を支える堂童子が二月堂そばの遠敷(おにゅう)社と飯道(いいみち)社にしめ縄を供えて般若心経を唱えた後、各社前の石段から、下で待ち構える童子に「輪注連(わじめ)」と呼ばれるしめ縄をまいた。
輪注連は練行衆の各塔頭の門などに掛けられる。童子は受け取ったものを使用し、地面に落ちた縄は「塵(ちり)」と呼ばれ絶対に使わない。注連撒き後、童子らは二月堂南側の石段などに会中の結界をするしめ縄を張り渡した。