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【東大寺お水取り2025】世間と火を別にして精進「試別火」

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別火坊に入る練行衆=20日、奈良市雑司町の東大寺

 東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ=お水取り)は20日、本行(3月1~14日)に向けて前行前半の「試別火(ころべっか)」が始まった。

 

 境内が暗くなった午後6時30分ごろ、行にこもる僧の練行衆11人が、境内にある戒壇院の庫裏に設けられた別火坊に次々と入った。

 

 別火は2週間におよぶ本行を前に、用いる火を世間と区別して精進し、泊まり込みで物心を準備する期間。試別火では声明(しょうみょう)の稽古や仏前を飾るツバキの造花作り、灯心の準備などを行う。26日からは一段と制約が厳しい後半の「総別火」に入る。

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