【動画あり】新・大和の神々/14 大和神社のちゃんちゃん祭り(天理市新泉町) - にぎやかな渡御で大和に春告げる
「ちゃんちゃん祭り」の名で知られる、天理市新泉町の大和神社の例祭(県指定無形民俗文化財)。「祭りはじめはちゃんちゃん祭り、祭りおさめはおん祭」とうたわれてきた大和に春を告げる行事で、古い祭礼の形を残す奈良を代表する祭りの一つだ。(竹内稔人)
祭りの中心はみこしの渡御(とぎょ)。大和神社と摂社増御子(ますみこ)神社の2基のみこしを中心に、約200人の行列が大和神社を出発。同市中山町の御旅所までの約2キロを、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らしながらにぎやかに練り歩いた。
渡御が御旅所手前の「ちゃんちゃん川」を渡る際には合図の鉦が鳴らされた。大正時代刊行の「奈良県山辺郡誌」によると、「ちゃんちゃん祭り」の名はこの鉦の音から付けられたという。現在は近くの長岳寺の鉦が使用されている。
この記事の残り文字数:975文字
(写真2枚 あり)
この記事は歴史文化ジャンルの有料記事です。
続きをご覧になりたい方は
ログインまたはご利用手続きをお願いします。
地元奈良を知るには
やっぱり奈良新聞デジタル!
奈良新聞デジタルの有料プランに入ると
- 月額550円から有料記事が読める
- 広告なしで快適に閲覧(一部バナーを除く)
- 国内・国際ニュースが読み放題
- 上位プランで紙面宅配や紙面ビューア利用可