新・大和の神々/15 柿本神社・影現寺のチンポンカンポン祭り(葛城市柿本) - 人麻呂しのび盛大に
万葉集を代表する歌人、柿本人麻呂にちなんだ年中行事「チンポンカンポン祭り」。葛城市柿本の柿本神社と影現寺(ようげんじ)では命日に合わせた4月18日、地域住民が人麻呂をしのぶとともに一年の豊作を願う。(竹内稔人)
柿本人麻呂は生没年不詳。万葉集に収められた歌88首の時期から、持統天皇から文武天皇の時代に活躍したと考えられている。平安時代の「古今和歌集」では「歌の聖(ひじり)」と称され、後世には和歌の神様として神格化された。
言い伝えによると、柿本神社は石見国(島根県)で亡くなった人麻呂を、奈良時代の770年、この地に改葬してそばに社殿を建てたのが始まり。影現寺は平安時代の858年、人麻呂のまたいとこに当たるという、弘法大師空海の弟子真済上人が、同神社を守る神宮寺として建立したという。
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