「ラリー飛鳥」 迫力の「走り」を間近で 5月16~18日、奈良県天理市を拠点に - 全日本ラリー選手権第3戦

【4月1日からチケット発売】
5月16~18日に奈良県天理市を拠点に県内で開催される自動車の全日本ラリー選手権第3戦「ラリー飛鳥」(大会名「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」)は、コースなどの大会概要が決定し、大会を主催するモータースポーツクラブシンフォニーオブ京都は4月1日、観戦チケットを発売する。またラリーの知識や運転免許がなくても参加できる「地域ボランティア」を同14日まで募集している。
【天理を拠点に計14市町村で開催】
ラリーは公道を使うモータースポーツ。全日本ラリー選手権が県内で開催されるのは32年ぶりで、県単独での開催は初。競技は17、18日の2日間で、天理市を発着点に県内14市町村(17日は11市町村、18日は4市町村)のターマック(舗装路)を舞台に開催される。17日は天川村まで南下。総走行距離は434・47キロに上る。
全日本ラリーは、コース上に設けられた「スペシャルステージ(以下SS)」と呼ばれる競技区間で、1台ずつタイムアタックし、すべてのSSの合計タイムで順位を競う。今大会のSSは9カ所に設けられ、計10本のタイムアタックが行われる。SSの総走行距離は72・40キロ。一方、SSとSSをつなぐ「リエゾン」と呼ばれる移動区間は、交通法規を守って走行する。
【競技観戦は名阪スポーツランドでのみ】
SSは林道を中心に設けられ、今大会のSSで観戦できるのは山添村切幡のサーキット「名阪スポーツランド」会場のみ。18日に同サーキットのCコースでSSのタイムアタックが2回実施される。観戦料は5000円(駐車場代別)で、小学生以下は無料。観戦チケットは4月1日から「チケットぴあ」で販売され、当日券は販売されない。
競技は行われないが、車両の整備や修理を行うエリア「サービスパーク」(天理市豊田町の天理教北大路乗降場に設置)や、天理市役所の駐車場(天理市川原城町)で開催される開会式「セレモニアルスタート」(16日午後6時)および閉会式「セレモニアルフィニッシュ」(18日午後4時ごろ)などは、無料で自由に見学でき、ラリーカーを間近に見ることができる。
サービスパークの隣にはステージイベントが開催されたりキッチンカーが出店するイベント会場「ラリーパーク」が設けられ、また県出身のレーシングドライバー脇阪寿一さんと自動車ジャーナリスト今井優杏さんのゲスト参加が決定している。
【大会ボランティア募集】
主催者はオフィシャルと呼ばれる競技ボランティアとは別に、サービスパークやラリーパークで活動する地域ボランティアを募集している。ラリーカーや来場者の誘導など安全管理を行うのが主な役目で、ラリーの知識はもちろん運転免許がなくても参加可能。3日間のうち1日だけの参加も受け付ける。
観戦チケットの入手方法やボランティア参加の申し込みなどは大会公式ウェブサイト(https://rallyasuka.com/)で。問い合わせはモータースポーツクラブシンフォニーオブ京都、電話090(8954)3932。