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古代官寺の大伽藍(がらん) 東西にそびえる七重塔の面影 - 大安寺・大和古社寺巡礼 010

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大安寺(高市大寺・大官大寺など)

 ※社寺名は、基本的に現在使われている名称によりました。

 ※( )内は、神社は『延喜式』神名帳による表記、寺院は史料にみえる表記です。

 ※記事中の写真の無断転載を禁止します。

 

 聖徳太子の熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)を起源として日本で最初の官寺・百済大寺が創建され、高市大寺、大官大寺と所在地や名称を変えて、平城京遷都とともに大安寺となった古代の大寺院。

 

 南都七大寺の一つ大安寺は、かつては東西に七重塔が建つなど広大な伽藍(がらん)を有していました。

古代の大寺院で、平城京遷都とともに現在の名称となった大安寺

エリア/奈良市

ご本尊/十一面観音(重要文化財/奈良時代)

ご霊験(ご利益)/がん封じ・病気平癒など

宗派/真言宗

 

ご由緒

 聖徳太子が建てた熊凝精舎(大和郡山市額田部)が大安寺の起源とされています。この精舎を太子の遺言によって、舒明天皇が百済川の畔(ほとり)に移して、日本で最初の官寺・百済大寺(桜井市)の造営を始められました。

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