気鋭の若手や"凄腕"が出演 ムジークフェストなら2025 5月18日から週末開催 4公演のチケット発売
音楽祭「ムジークフェストなら2025」(県、ムジークフェストなら実行委員会主催)の有料主催公演のチケットがこのほど発売された。今年の有料公演は4公演で、5月18日~6月1日の週末に開催される。各公演の内容を紹介する。
奈良フィルハーモニー管弦楽団の交響曲第九番「合唱付き」(5月18日午後3時、やまと郡山城ホール大ホール)
奈良フィルハーモニー管弦楽団と、市民公募の「ムジークフェストなら合唱団」によるベートーベンの「第九コンサート」。音楽祭2年目の2013年から続く定番公演。指揮は粟辻聡、独唱は大原末子(ソプラノ)ほか。前売り1000円。
藤岡幸夫×岩谷弦×関西フィルハーモニー管弦楽団(5月24日午後6時30分、奈良県橿原文化会館大ホール)
関西フィルハーモニー管弦楽団が県出身の気鋭の若手奏者と協演する恒例の公演。今年のソリストに抜擢されたのは奈良市出身のバイオリニスト岩谷弦。2017年の高校2年時に全日本学生音楽コンクールバイオリン部門高校の部全国大会で第1位を受賞し、高校卒業後はスイスに留学。ブルッフのバイオリン協奏曲第1番を披露する。前半が岩谷との協演、後半はポピュラー音楽や映画音楽、唱歌など。前売りA席2500円、B席1500円。
岩谷弦
藤木大地&みなとみらいクインテット(5月31日午後2時、大和高田さざんかホール大ホール)
オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に東洋人のカウンタテナー歌手として初めて出演するなど国際的に活躍する藤木大地が、自ら人選した“凄腕ソリスト”たちのピアノ五重奏団と共演する。藤木以外の出演は成田達輝(バイオリン)、山根一仁(同)、川本嘉子(ビオラ)、遠藤真理(チェロ)、高木竜馬(ピアノ)の5人で、オペラアリアから歌曲、映画音楽まで、日本語の歌を含む多彩なプログラム。ブラームス「ピアノ五重奏曲」も。前売り2500円。
藤木大地
ジャパンナショナルオーケストラ&フレンズ(6月1日午後5時、奈良春日野国際フォーラム能楽ホール)
ピアニストの反田恭平率いるジャパンナショナルオーケストラ(JNO)のメンバーによる室内楽公演。海外のトップ奏者と共演する同音楽祭オリジナル公演で4年連続の開催。今年のゲストはベルリンフィルハーモニー管弦楽団の首席ビオラ奏者ディアン・メイ。JNOからコンサートマスターの岡本誠司を含む弦楽奏者5人が出演し、ブラームスの弦楽五重奏曲第2番などを共演。前売りA席3000円、B席2000円。
チケット販売、お問い合わせ
各公演のチケットは「チケットぴあ」「イープラス」および各公演会場で販売中。当日料金は前売りの各500円増し。同音楽祭問い合わせ窓口、電話050(3355)3077。