奈良県がジェンダーギャップ調査 性別役割意識、全国並みに 「生きづらい」女性4割、男性は若者で多く 「制度充実」望む声

奈良県は、施策に反映しようと「ジェンダーギャップのない社会づくりに関する意識調査」を実施し、結果を公表した。「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という性別的役割意識に対し、県は全国と比べて割合が高いとされてきたが、今回の調査では2019年の調査に比べ、女性は8.8ポイント、男性は11.7ポイント減少、全国調査の結果とも大きな差は見られなかった。性別による生きづらさについては、女性の4割、男性の3割が「感じる」と回答。男性は年代が若いほど性別による生きづらさを感じる人が多く、20歳代は42.1%に上った。