奈良市が送水管1.3キロ県に移管 1974年、申し合わせで市が建設 半世紀越しに協議実る

1974(昭和49)年に「申し合わせ」により奈良市が建設した県営水道の送水管が、およそ半世紀たった先月、県水道局に移管されていたことが21日、分かった。同日の市議会建設企業委員会(早田哲朗委員長)で取り上げた山本憲宥氏(自民党)は、「送水管は完成後、なかなか県への引き渡しの機会がなかったと聞いている。水道に関して、市は県域水道一体化事業には参加しなかったが、市企業局の粘り強い努力で移管について合意に至ったのは大きな成果だ」と評価した。