奈良県大和郡山市で秀長の遺徳しのび435回忌法要「大納言祭」

来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公で、豊臣秀吉の弟・秀長の435回忌の法要「大納言祭」が22日、奈良県大和郡山市箕山町の秀長の墓所、大納言塚で営まれた。
秀長は1585(天正13)年、紀伊・和泉・大和国など100万石を治める領主として郡山城に入城。城下町を整備し商工業の発展に尽力するなど現在の同市の礎を築いた。秀長の遺徳をしのび毎年4月22日に法要が営まれている。
同市新中町の菩提寺・春岳院の薮中真弘住職ら僧侶5人が読経する中、上田清市長をはじめ関係者や地域住民ら約50人が焼香を行い墓前に手を合わせた。
上田市長は「毎年このように盛大な法要が行われるのは町の誇り。秀長は組織を支え続けた人物。来年の大河ドラマでどのように描かれるのか今から楽しみ」とあいさつ。
薮中住職は「多くの方に支援いただき、春岳院の本堂も現在改修が進んでいる。来年に向けて皆さまと共に大和郡山市を盛り上げていければ」と語った。