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奈良県御所市の船宿寺が千三百年 あす4月26日「花法会」で本尊開帳

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26日に開山1300年花法会が営まれる船宿寺=23日、御所市五百家

 奈良県御所市五百家の船宿寺(せんしゅくじ)であす26日、開山1300年記念の「花法会」が例祭の花まつり(花法要)とともに営まれる。秘仏の本尊、薬師如来(にょらい)像や、記念制作した行基像を特別開帳する他、道中散華=さんげ=と稚児行列、関西花の寺霊場25カ所のうち17カ寺の住職による餅・花の種配り、記念コンサートなどがある。入場自由。

 

 道中散華は午前10時20分、門前駐車場を出発。花や仏様を描いた花びら型の紙を撒き、道を清めながら稚児と境内を進む。同10時30分、本堂で花法会。正午ごろ餅配り。特別開帳は午前10時30分から午後4時。

 

 寺伝によると、行基菩薩(ぼさつ)が725年、この地で庵を結び、薬師瑠璃(るり)光如来を祭ったことが寺の起源。

 

 23日、満開のオオデマリやボタンが参拝客を魅了。菅原一芳住職(64)は「花法会の頃に平戸ツツジも見頃では。行基様や1300年寺を守り継いだ先代、地域の方に感謝し、この先も続くよう祈りたい」と話し、来場を呼びかけている。

 

 JR・近鉄御所駅からバス「五條バスセンター」行き20分、「船路」下車、徒歩8分。問い合わせは同寺、電話0745(66)0036。

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