奈良県会 自民再び分裂 6人離脱、新会派結成

K―POP問題で亀裂
奈良県議会(中野雅史議長、40人)の最大会派「自由民主党・無所属の会」に所属していた6人が24日、同会派を離脱し、新たな会派「自民党倭(やまと)」を結成した。自民党は2年前の知事選や県議選での日本維新の会の躍進を受け、改選前は三つに分かれていた会派を一本化。山下真知事と対峙(たいじ)する態勢を整えた。しかし、K―POPコンサートを含む県と韓国・忠清南道との交流事業の予算について、会派内で賛否が分かれたことをきっかけにひずみが生じ、2年で統一会派は終結した。例年、6月定例会で実施される正副議長選をにらんだ動きとの見方もあり、今後の動向が注目される。