探訪ナビ 奈良・柳生エリア - 秋の特別公開・イベント情報も
正暦寺
「錦の里」美しく染めて
992(正暦3)年、一条天皇の勅命で兼俊僧正が創建、龍華樹院とも称する。1180(治承4)年の平重衡の南都焼き討ちで廃墟と化すが、1218(建保6)年に興福寺一条院大乗院住職の信円僧正(関白藤原忠通の子)が法相宗の学問所として再興、13世紀初め(建暦年間)頃には、蓮光法師が草庵を結び、浄土宗の念仏道場になった。現在は菩提山真言宗の根本寺院。
境内には菩提仙川の清流があり、その水を使って、清酒が初めて造られたと伝えられ、「日本清酒発祥之地」碑が建っている。
秋には紅葉の美しさから、古人から「錦の里」と呼ばれていた。
11月3日(木・祝)から12月4日(日)まで本尊の薬師如来倚像や仏画などが特別公開される。
【正暦寺】
◇住所/奈良市菩提山町157
◇拝観時間/9時~17時(16時30分受付終了)
◇拝観料/大人800円、小学生300円(11月3日~12月4日)
◇交通/期間中、奈良交通臨時バス運行予定。JR奈良駅発、近鉄奈良駅経由の正暦寺行き
◇問い合わせ/電話:0742(62)9569
正暦寺
海龍王寺
旅行などの安全祈願
奈良時代の原風景を色濃く残している佐保路に1300年の時を刻む寺院。
731(天平3)年に光明皇后によって創建され、初代住持の玄昉(げんぼう)が遣唐使の任期を終えて帰国の途中、東シナ海で嵐に襲われた際に、海龍王経を唱えて九死に一生を得、帰国を果たしたことから、遣唐使の渡海安全祈願を修するようになる。弘法大師空海も渡海の安全祈願に訪れたことから、旅行・留学の安全祈願の寺として信仰を集める。
法華寺と不退寺を合わせた佐保路三観音寺院の一つ。10月25日(火)から11月14日(月)まで本尊十一面観音立像(重文)を公開。
【海龍王寺】
◇奈良市法華寺北町897
◇拝観時間/9時~16時30分(特別公開時は9時~17時)
◇拝観料/大人500円、中高生200円、小学生100円(特別公開時は、大人600円、中高生300円、小学生100円)
◇交通/近鉄・JR奈良・近鉄大和西大寺駅から奈良交通バス法華寺前下車すぐ、または近鉄新大宮駅から徒歩15分
◇問い合わせ/電話:0742(33)5765
海龍王寺
剣聖の里 柳生
コスプレを全力応援
柳生新陰流の発祥地として知られる柳生。ここには柳生一族が眠る芳徳寺や柳生藩ゆかりの正木坂剣禅道場、柳生藩家老屋敷など数多くの歴史遺産が里山風景の中に点在している。
柳生観光協会では、歴史や人物を生かしたアニメ・漫画などのコスプレ、柳生の風景を生かしたコスプレイヤーの撮影観光を、柳生の魅力を発信する新しい芸術文化の一つとして積極的に応援。ホームページで紹介するコスプレ動画には国内だけでなく海外からも多数のアクセスがあり、日本のサブカルチャーを代表するコスプレの人気がうかがわれる。
<旧柳生中学校 コスプレ撮影会>
【日時】11月20日(日)9時~17時
【会場】旧柳生中学校〈体育館・グラウンド・教室(普通教室、音楽室、図書室、理科室)・廊下・階段 など〉
※なお、校外の「一刀石」「芳徳禅寺(拝観料200円)」「柳生八坂神社」「旧柳生藩家老屋敷(入館料350円)」「もみじ橋」などでの撮影も可能。
【募集人員】30~50名 (申し込み順) ※人数はコロナ感染拡大状況により削減の場合あり
【参加費】コスプレイヤー2,500円(大人)、1,250円(小学生)、カメラマン2,000円(カメラマン単独での参加は不可)
【更衣室】あり(男女別)
【駐車場】あり
【問い合わせ】柳生観光協会 担当:黒田篤史 (電話:0742-94-0002、直通090-3925-3052)、メール:[email protected] ※詳しくはHP:https://www.yagyukanko.com/ 参照
撮影場所・一刀石
撮影場所・旧柳生中学校
撮影場所・芳徳禅寺
協賛(順不同)
一般社団法人奈良経済産業協会、桶谷ホールディングスグループ、菅原天満宮、喜光寺、共同ハウジング株式会社、前川機械株式会社、戸尾建築設計事務所・戸尾行政書士事務所、海龍王寺、正暦寺、阿弥陀寺、大和郡山市観光協会、藤本建設、農産物直売所旬の駅トドロキタウン店、ル・ベンケイ、和北堂谷村丹後、生駒山宝山寺、とびやま不動産、張替本舗金沢屋北和店、信貴の湯、信貴山のどか村、信貴山朝護孫子寺、奈良元林院検番演舞場「伝統芸能保存会」、天理市、長岳寺、株式会社イチクリ、株式会社ICHIKEN、上牧町、ワンダーリフォーム、花nosode、タナベ、なこうど小町、大仏館