近鉄のラッピング電車「奈良旅絵巻」運行スタート 逢香さんの「書」や「墨絵」デザイン
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【夢洲駅―学研奈良登美ケ丘駅】
近鉄は25日、大阪・関西万博(4月13日~10月13日)の来場者に向けて沿線の主要観光地である奈良をPRするため、けいはんな線で新たなラッピング電車の運行を始めた。車両外観には、奈良で活動する書家・逢香さんの「書」や「墨絵」などがデザインされている。
ラッピング電車「奈良旅絵巻」は7000系の6両編成。近鉄けいはんな線・学研奈良登美ケ丘駅からOsaka Metro中央線・夢洲(ゆめしま)駅までを当面の間、運行する。
外観には、逢香さんによる「奈良公園」や「吉野」などの書と、「鹿」など奈良の魅力を表現した墨絵を、それぞれの風景写真とともにデザイン。車内には、観光スポットや旬のイベントを紹介するポスターも掲出している。
【「伊勢志摩旅絵巻」も運行予定】
3月19日からは、伊勢志摩をPRするラッピング電車「伊勢志摩旅絵巻」の運行も開始する。7020系の6両編成で、運行区間は奈良旅絵巻と同じ。
近鉄は「(ラッピング電車が)沿線の観光地を訪れるきっかけになれば」としている。