神秘を宿す鏡をまつる 古代の鏡づくり工人が住んだ地に鎮座 - 鏡作神社・大和古社寺巡礼019

鏡作神社(鏡作坐天照御魂神社)
※社寺名は、基本的に現在使われている名称によりました。
※( )内は、神社は『延喜式』神名帳による表記、寺院は史料にみえる表記です。
※記事中の写真の無断転載を禁止します。
鏡作(かがみつくり)大明神とも称され、古代から鏡の製作技術集団・鏡作部の住む地に鎮座し、崇神天皇の御代に作られた内侍所(ないしどころ)の神鏡の試鋳の御鏡を、天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)と称(たた)えて祀(まつ)る古社。

エリア/磯城郡
主祭神/天照国照日子火明命・天糠戸命・石凝姥命
ご神徳/開運厄除・技能向上・仕事運
ご由緒
第10代崇神天皇の御代に、皇祖神・天照大御神を同殿共床でお祀りすることは恐れ多いこととして、皇居の外に祀られることとなりました(天照大御神の御魂代の八咫鏡<やたのかがみ>は、初め豊鍬入姫命<とよすきいりひめのみこと>に託され笠縫邑で祀り、垂仁天皇の御代に倭姫命<やまとひめのみこと>が祭祀の地を求めて各地を巡り、伊勢の神宮に遷<うつ>られます)。