「邪馬台国・卑弥呼の犬」は、きゃしゃで長い足 纏向遺跡出土の骨を元に復元模型

四国犬の雌と似たサイズ
邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向遺跡で出土した、3世紀前半の犬の骨をもとに生体復元した模型が完成し、同市纒向学研究センターが22日、発表した。動物学的に骨格から復元した犬の模型としては、大阪府八尾市の亀井遺跡(弥生時代中期末)のものに次ぐ国内2例目となり、古墳時代の犬としては初めて。また、女王・卑弥呼の館との見方がある大型建物群(3世紀前半~中ごろ)の東側から出土しており、同研究センターは「犬の歴史や研究上、高い学術的価値があり、卑弥呼と、時間と空間を共有していた可能性が高い資料」としている。