環境組合への請求額を増額 - 奈良県王寺町議会
奈良県王寺町議会の6月定例会は14日再開。委員会付託していた本年度一般会計補正予算と、追加議案として訴訟の変更1件、工事の請負契約1件、議員発議の意見書2件を可決。県後期高齢者医療広域連合議会議員選挙を行い、閉会した。
訴訟の変更では、香芝・王寺環境施設組合(組合管理者=香芝市長)への請求額を増額した。王寺町への昨年4月の組合分担金返還金が、両者で債務負担を係争中の「地元対策費」などを差し引いて入金されたことを受け、王寺町が昨年8月、組合に対し分担金返還を求め奈良地裁に起こした訴訟で、さらに今年5月20日、王寺町に入金された組合分担金が同様に差し引かれたため。
工事の契約では、旧王寺小学校と旧王寺北小学校の解体工事について、事後審査型条件付き一般競争入札の結果、税込み5億4923万円でハンシン建設奈良営業所と契約を締結。工期は来年12月まで。なお、同社が示した最低価格は低入札価格調査基準比較価格を下回ったため、いったん入札を保留に。町職員で構成する審査会が資料調査した結果、価格と契約内容が妥当であると判断し、落札に至った。
意見書では、学校給食費の無償化と、ストーマ装具の給付事業の改善を求める。