王寺北幼稚園の年長児30人 笑顔で投げて打って 高校生と野球で交流 - 第2回kitayoやわらぎ野球交流会
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第2回kitayoやわらぎ野球交流会が3月13日、王寺町舟戸の王寺北幼稚園(青木幸江園長)で開かれた。
王寺工業高校硬式野球部員らが同幼稚園を訪れ、年長児2クラスの計約30人と野球を通じて交流した。準備体操やランニングを行った後、園児たちは野球部員からボールの投げ方やバットの振り方などを教わり、キャッチボールやティーバッティングなどを体験。さらにティーボールゲーム(ティーバッティングし守備がバックホームするまでに回った塁の数で得点を競うゲーム)や、ストラックアウト(1~9の数字が書かれたボードを狙って投球するゲーム)なども楽しんだ。最後に高校野球部員のバッティングやノック練習を見学した。
閉会式で王寺工高野球部の本田知行監督が「野球はどうでしたか」と質問すると、園児らは声をそろえて「楽しかった」と元気に答えた。本田監督は「高校生もたくさん失敗しながら一生懸命に練習して上手になっていきます。失敗してもそれを通して成長するので、皆さんも野球に限らずいろんなことにチャレンジしてください」と呼びかけた。
同部の2人の主将の一人、多井洋人主将は「今日のテーマはスマイルベースボール。皆さんとても笑顔で野球をしてくれて、僕たちもたくさん元気をもらいました」と感謝を伝えた。
進行役を務めた仲京和主将は「初めて進行を任され不安もあったが、園児たちが元気にしっかり話を聞いてくれて、スムーズに進められた。来月始まる県春季大会に向けて力をもらえた」と笑顔。
青木園長は「高校生のお兄さんたちとの交流は貴重な体験。優しく接してくれて、子どもたちも安心してボール遊びに取り組めたと思う。ぜひ今後も続けていければ」と話した。
2025年4月5日付・奈良新聞に掲載