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元OSK日本歌劇団トップスター桜花昇ぼる 「ブギウギ講談」にゲスト出演 - 笠置シヅ子の持ち歌を熱唱 4月3日 近鉄アート館

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「ブギウギ講談~笠置シヅ子と服部良一の時代~」のチラシ

波乱の生涯を創作講談と音楽で

 3月末に完結したNHK朝ドラ「ブギウギ」のヒロインのモデルとなった国民的スター歌手・笠置シヅ子の生涯を講談と音楽で綴る「ブギウギ講談~笠置シヅ子と服部良一の時代~」が4月3日、大阪市阿倍野区の近鉄アート館(あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)で開かれる。

 

 笠置の波乱万丈の生涯を講談師・四代目玉田玉秀斎が語り、ゲスト出演の桜花昇ぼる(元OSK日本歌劇団トップスター、奈良県斑鳩町出身)が歌を添える。OSKは歌手デビュー前に笠置が所属した歌劇団で、朝ドラにも梅丸少女歌劇団(USK)として登場した。

 

 玉秀斎が創作したこの講談は昨年9月に初演したが、歌が加わるのは今回から。桜花はスイートルイジアナ楽団の生演奏に乗せ、服部良一が手がけた笠置の持ち歌から「ラッパと娘」「東京ブギウギ」「買い物ブギー」など5曲を歌う。

 

大先輩への思い、歌に込めて

 笠置は最愛の恋人との死別という悲しみから立ち上がり、「東京ブギウギ」などのヒット曲で戦後日本を大いに励まし、シングルマザーとして一人娘を育て上げた。一方、今年、創立102年目を迎えたOSKもその歴史の中で劇団解散の危機など、さまざまな困難を乗り越えてきた。昨年秋からは朝ドラがきっかけで注目度が上がり、新たな観客も増えている。

 

 解散前後の存続活動を現役劇団員として体験した桜花は「天国からもOSKを支えてくださる大先輩・笠置さんに感謝してもしきれない」と熱く語り、その思いを歌に込める。

 

 ほか、歌手の前川歌名子が出演し、服部が淡谷のり子、美空ひばりに提供した楽曲を歌う。

 

 

 

【メモ】

18時30分開演。前売り4000円、当日500円増し。全席指定。

問い合わせは近鉄アート館、電話06(6622)8802。

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