歴史文化
富雄丸山古墳、被葬者は身分高い重臣~ 副葬品の逆配置「異様」
![](../dbimage/article/56/569b0c0053a136719aaac8024e765074.jpg)
未盗掘の埋葬施設の調査が進められてきた奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳。これまでのところ、期待された副葬品は青銅鏡3枚と竪櫛9点で、古墳時代前期後半(4世紀後半)の古墳としては少ない。木棺を覆う粘土では類例のない盾形銅鏡や長大な蛇行剣(だこうけん)が見つかっており、棺内遺物の内容とは対照的だ。それが何を意味するのか。浮かび上がる被葬者像とは。
未盗掘の埋葬施設の調査が進められてきた奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳。これまでのところ、期待された副葬品は青銅鏡3枚と竪櫛9点で、古墳時代前期後半(4世紀後半)の古墳としては少ない。木棺を覆う粘土では類例のない盾形銅鏡や長大な蛇行剣(だこうけん)が見つかっており、棺内遺物の内容とは対照的だ。それが何を意味するのか。浮かび上がる被葬者像とは。