【深掘り】富雄丸山古墳 木棺残存に盾形銅鏡影響? - 銅イオン作用か
現在、発掘調査で最も注目を集めている奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳(4世紀後半)。市教育委員会は2月6日、木棺が良好な状態で残っていたことを発表。専門家からは「これだけ残るのは極めて特殊で貴重な資料」と驚きの声が上がった。通常は腐食してしまう木棺はなぜ残ったのか。要因の一つには2022年度に発見されたあの類例のない遺物による影響が指摘されている。(竹内稔人)
富雄丸山古墳は直径109メートルある国内最大の円墳。市教委は2022年度、墳丘北東に取り付く「造り出し」と呼ばれる施設で、ひつぎを粘土で覆った埋葬施設「粘土槨(かく)」を検出。23年12月から再開した発掘調査で、木棺が良好な状態で残っていることを確認した。
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