歴史文化
奈良県明日香村の飛鳥宮跡で新たな大型建物跡確認

古代宮殿の構造を解明する重要な成果に
奈良県明日香村岡の飛鳥宮跡で昨年見つかった最大の建物跡の南拡張区画から、同時期とされる建築構造の異なった大型建物跡を新たに確認したと、県立橿原考古学研究所が18日、発表した。天武天皇(在位673~686年)、持統天皇(同690~697年)が政治を行った飛鳥浄御原宮(きよみはらのみや)の時期にあたり、建物の内側に多く立てた柱で支える総柱といわれる建築構造で、宮跡の中枢部「内郭」の外側に位置。古代宮殿の構造を解明する重要な成果になるという。