宇宙の不思議学ぼう - 十津川第二小でオンライン授業
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奈良県十津川村平谷の村立十津川第二小学校で25日、「宇宙の未来」をテーマにした出張授業がオンラインで行われた。天文学普及プロジェクト「天プラ」の代表で理学博士の高梨直紘さんが講師を務め、同小と同小を訪れた村立十津川第一小学校のそれぞれ1〜4年生計13人が宇宙の不思議に触れた。
住友生命の「スミセイアフタースクールプロジェクト」の一環。同プロジェクトは、小学生の放課後の生活の場・居場所、学童保育や放課後子ども教室などをサポートし、子どもたちに学びや体験の場を提供している。今回は村教育委員会が応募し、2023年度第2次応募分の全国20団体の一つに選ばれた。
高梨さんは、宇宙空間シミュレーターを使った仮想宇宙探検を通して授業。児童らは「どうして星は光るのか」「地球は夜になるとなぜ暗くなるのか」「宇宙の果ての外の世界はどうなっているのか」などと、積極的に質問した。
高梨さんは「宇宙の話はもっとたくさんある。この授業をきっかけに本やインターネットで宇宙のことを調べ、勉強してもらえるとうれしい」と生徒にメッセージを贈った。
同社奈良支社大和桜支部の光野小百合所長は「十津川村は星がきれいに見えるので、子どもたちにとって興味深く楽しい授業になったと思う。このプロジェクトを、より多くの人に知ってもらいたい」と話した。