歴史文化

文化庁に推薦書素案を提出 「飛鳥・藤原」世界遺産登録推進協

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塩見次長(右から2人目)に推薦書素案を提出する荒井知事(左から4人目)ら=29日、東京都千代田区の文化庁

 世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、奈良県と橿原市、桜井市、明日香村でつくる登録推進協議会は29日、登録手続きに必要な推薦書の素案を文化庁に提出した。協議会は2024年の登録に向け、今回提出した書類を「最終素案」とする。早ければ今夏にも開かれる国の文化審議会で1枠しかない国内候補に選ばれるかが鍵となる。

 

 荒井正吾知事、亀田忠彦橿原市長、松井正剛桜井市長、森川裕一明日香村長の4人は東京都千代田区の文化庁を訪問。塩見みづ枝次長に面会、推薦書素案を提出した。

 

 面会後、報道各社の取材に対し、荒井知事は「大変大きな一歩。登録が日本の始まりの歴史を勉強するきっかけになれば」と期待をにじませた。

 

 亀田市長は「この日を迎えられたことはうれしいが、まだ越えなければならないハードルはある。気を緩めずに頑張っていきたい」と意欲。

 

 また、松井市長は「これからも険しい道ではあるが知事を中心にしっかりスクラムを組んで登録を目指す」、森川村長は「村民や明日香を愛する皆さんの努力が一つの区切りとなりほっとしている。登録を機に世界と交流した場所だったことを世界の皆さんに知ってもらいたい」とそれぞれの意気込みを述べた。

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