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【読者プレゼントあり】くつ下の楽しさを体験する実験室「S.Labo」で、奈良の靴下の未来を考える-株式会社創喜/SOUKI<PR>

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若い世代を中心に、「S.Labo」が大人気

 株式会社創喜(出張耕平代表取締役)が運営する広陵町のソックスラボラトリー「くつ下たのしむ実験室-S.Labo-」が4年目を迎え、来店者数が累計15000人を突破した。

 

 同社は広告、ホームページ、SNSなどで積極的な情報発信に取り組む。企業努力が実り、「S.Labo」は 20代の若い世代を中心に多くの支持を得ることができた。また奈良県外から訪れる人も多く、新たな観光スポットとして注目されている。「S.Labo」とはどのような実験室なのか、同社の中川依子広報担当に案内していただいた。

 

「S.Labo」の外観=2月5日、広陵町疋相の株式会社創喜

 

中川依子広報担当=同

 

 

「くつ下」の楽しさを満喫できる実験室

 「S.Labo」は、「日本一ワクワクするくつ下工場」を目指す同社工場に隣接する。「くつ下」と表記するのもこだわりで、「靴下」だと靴が全面的で固いイメージなのに対して、「くつ下」という柔らかい言葉を用いる。

 

 「S.Labo」では3つの体験を通してくつ下を楽しむことができる。

 

[であう]

 自社ブランドの全商品が並ぶショップスペース。丈夫でふかふかとした履き心地のローゲージソックス(※注1)を手掛ける「Re Loop」「SOUKI SOCKS」、暑さ寒さから身を守るアイテムが揃う「SUNNY&SNOWY」、奈良県産の和紙の糸で編んだニットを徳島の本藍で染めた「aiamu」から、お気に入りの1足を選ぶ楽しさがある。定番のものだけでなく「S.Labo」でのみ販売する限定商品も用意されている。

 

※注1 ニット類の厚みを表すときにゲージという言葉を使う。ローゲージソックスは、太めの糸で編んだ分厚く編み目の大きな靴下。昔ながらの編機をゆっくりと回して編むため、大量生産で作られる靴下に比べてふっくらと柔らかい仕上がり。

 

 

自社ブランドのくつ下が一堂に集結=同

 

[まなぶ]

 残糸で編んだくつ下や端材を活用したぬいぐるみ「SOUKI MONKEY」「SOUKI TREE」の制作、穴の空いたくつ下を補正する「ダーニング」体験などワークショップを開催する。素材を再利用するアップサイクルを意識しており、くつ下を介してものづくりやサステナブルについて学ぶ。

 

※ワークショッププラン 料金は内容によって異なります。事前予約制です。

 

ワークショップで制作する「SOUKI MONKEY」と「SOUKI TREE」=同

 

[あそぶ]

 自転車を漕ぐことで編機が稼働し、ローゲージのくつ下を編むオリジナルプロジェクト「チャリックス」のマシンを常設。編み上がったくつ下はスタッフがその場でつま先の縫製やプレス仕上げも行い、実際に履くことができる。糸の色を自分で選び組み合わせるため、自分だけのオリジナルカラーのくつ下が完成する。

 

※身長130㎝以上の方向けです。

※チャリックスプラン 料金3,300円(税込み)事前予約制です。

 

SOUKIオリジナルの「チャリックス」=同

 

 編機を展示して実際に編んでもらうという企画を考えていたが、編機を手で操ることは職人でないと難しい。そこで、出張代表のライフワークでもあり、比較的一定の速さで簡単に動かすことができる自転車と小型の編機を結び付けた「チャリックス」を考案した。

 

 「チャリックス」のインパクトは強く、特に2019年の東京での展示以降、体験したいという声が多く届くようになった。常時「チャリックス」の体験が可能で、自社のくつ下を販売できる拠点が必要だと考えて2021年に「S.Labo」を開設した。

 

チャリックス体験レポート

①くつ下のサイズと丈を決める

事前に作りたいくつ下のイメージを確認=同

 

②36色から使う色を3色選ぶ ※この3色に、シルクの糸と和紙の糸を加えた5色の糸を編む

36色の見本=同

 

③スタッフのセッティング後、「チャリックス」を約15分間、一定のスピードで漕ぐ

糸の設置=同

 

スピードを保ちながら漕ぎ続ける=同

 

 

少しづつ編み上がるくつ下=同

 

④スタッフにつま先の縫製など仕上げをしてもらい完成

ミシンによる仕上げ=同

 

完成したオリジナルくつ下=同

 

株式会社創喜の挑戦

 1990年代以降、奈良の靴下は外国製の安価な靴下に押されており、同社もOEM生産や生活雑貨の販売を中心としていた。約10年前、代表の母である専務が「上質な靴下を作る」「職人のことをより大切にする」と新しい理念を掲げ、そのために自社ブランドとショップでの発信を目標とするようになる。社名も新たに、一貫して創ることの喜び=「創喜」とした。

 

 主力は、大きな編み目が特徴的なローゲージソックス。ミドルゲージソックス(※注2)と比較すると編機の針の本数が少なく、糸を大量に必要とするためメジャーではなかった。しかし、ふかふかと気持ちの良い履き心地と耐久性の良さを体感してほしいと、あえて挑戦したのだという。現在、ローゲージソックスを展開する「Re Loop」「SOUKI SOCKS」を中心に、県内のおしゃれなショップでも販売される人気ブランドとなった。

 

※注2 太い糸を用いたボリュームのあるローゲージソックスと、細い糸を用いた薄手のハイゲージソックスの中間に位置する。カチッとした靴下作りに適しており、すっきりした中肉生地で、足にフィットする履き心地の良い仕上がりになるのが特徴。

 

 「Re Loop」の商品=同

 

「SOUKI SOCKS」の商品=同

 

奈良の靴下を盛り上げたい

 同社の定義する「くつ下の楽しさ」とは「選ぶ楽しさ」だという。肌に直接触れるものであることを踏まえるとアンダーウェアであり、日本の風土や季節に合わせて選ぶことが大切になる。「こだわって選ぶ人が増えてほしい」と中川さんは話す。

 

 同社はブランドとショップを持つという目標を達成したが、奈良の靴下業界では厳しい状況が続いている。問題のひとつが後継者不足で、広陵町の靴下工場は200件から30件に激減した。

 

 「S.Labo」が工場の隣にあるのも、来店者に実際の工場にも興味を持ってもらい、将来的には業界に入ってもらえるようにとの考えだ。出張代表が大学で靴下産業の講義を担当するなど、後継者育成に力を入れる。

 

 中川さんは、「良さは履けばわかるので、まずは知ってもらうことが大切だ」という。努力を惜しまず製作や情報発信を続けることにより、ならまちや東京にも進出するという次の目標も既に決まっている。「いつか広陵町に靴下のテーマパークを創りたい」という意欲も語った。

 

プレゼント情報 

奈良新聞デジタル プレゼントコーナーにて「Re Loop」の商品プレゼント情報を公開中。

締め切りは2月23日


今回のプレゼント「Re Loop」のSLUBMIX リブクルーシリーズ=株式会社創喜提供

 

 

プレゼント応募はこちら

 

株式会社創喜/SOUKI

<創喜公式サイト>

https://www.souki-knit.jp/

 

<公式オンラインショップ>

https://www.souki-socks.jp/

 

<S.Labo公式サイト>

https://slabo.souki-knit.jp/

※チャリックス、ワークショップのご予約はこちらから

 

<チャリックスONLINE>

https://www.charicks-online.jp/

 

<Instagram>

https://www.instagram.com/souki.factory/

 

<X>

https://x.com/souki_socks?mx=2

 

<お問い合わせ>

〒635-0824 奈良県北葛城郡広陵町疋相 6-5

近鉄大和高田駅より奈良交通バス13竹取公園東 行 [疋相]下車 徒歩1分

TEL:0745-55-1501(平日の10:00 - 17:00)

 

 

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