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上村松園「竹内栖鳳筆〈アレ夕立に〉模写」 明治42年(1909) 松伯美術館蔵
奈良市登美ケ丘2丁目の松伯美術館が、15日~4月13日に開催する特別展「上村三代の恩師たち」(入館料大人1100円、小中学生550円)の招待券を本紙読者5組10人に。
女性初の文化勲章受章者である上村松園からその息子の松篁、孫の淳之まで、三代にわたって文化勲章を受けた上村三代それぞれの恩師たちを、その作品とともに紹介する展覧会。上村三代の作品も展示される。
見所の一つは、舞妓の後ろ向きの立ち姿を描いた竹内栖鳳の作品「アレ夕立に」(高島屋史料館蔵)の展示(3月16日まで)にあわせ、同作品を松園が敷き写しした実物大の模写を初公開(全期間)する。松篁の記録にその存在が記されていたが、このほど実物が発見された。
問い合わせは同館、電話0742(41)6666。
※2025年2月11日付・奈良新聞に掲載