【ことなら’23秋】生駒の秋イベント 「生駒万燈会(まんとうえ)」と「高山竹あかり」
生駒万燈会(まんとうえ)
1000基の行燈が笑顔を照らす
生駒万燈会
「難波門を榜ぎ出で見れば神さぶる生駒高嶺に雲そたなびく」と万葉集に詠まれたように、生駒山は古より、神や仙人のようなお方が住む山として崇められてきました。
なだらかな斜面が広がる奈良県側にも、急峻な斜面の大阪府側にも、たくさんの神社仏閣、滝行場などが混在し、いつの時代も多くの人々を惹き付けてきています。
今から約100年前に大軌鉄道(今の近畿日本鉄道株式会社)が生駒山のトンネルを開通させて、奈良線の電車が走ると、生駒駅から宝山寺の参道には参拝者向けの商店が立ち並び、大きな賑わいを見せました。
生駒駅から1・5km続く参道の階段は、改修工事を重ねながらも当時の面影をのこし、宿や飲食店が残るノスタルジックな街並みを生み出しています。
9月23日には生駒万燈会が開催され、参道に1000基もの明かりが灯ります。歴史に思いをはせながら歩いてみませんか。
生駒万燈会(まんとうえ)
開催日:令和5年9月23日(土・祝) ※雨天の場合は9月24日(日)
時間:昼頃〜21時00分(あんどん点灯は18時00分〜)
場所:宝山寺参道周辺
問い合わせ先:生駒万燈会実行委員会、E-mail:[email protected]
▼詳しくは公式SNSでチェック
Instagram:https://www.instagram.com/mantoue0923/
Facebook:https://m.facebook.com/Ikomasyotenmantoe/
高山竹あかり
竹製品の里「高山」の幽玄な風景
高山竹あかり
生駒市の北部高山は室町時代鷹山氏が治めていました。一族の鷹山宗砌が親交のあった侘茶の祖、村田珠光から依頼されて、茶筌を考案したと伝えられます。茶筌の製法は鷹山氏秘伝の技とされ、その家臣が伝え、今日まで一子相伝で伝えられてきました。
以来、高山では茶筌だけではなく、茶道に使われる茶杓や花器といった茶道具がつくられ、また古くから反物の洗張・染織する道具として伸子針の製造がされていたことから、明治末期に編針の製造が始まり、これらの竹製品の製造が盛んです。
生駒市の高山竹林園は、それらの竹製品の産業を紹介する施設です。10月7日・8日に実施される「第27回高山竹あかり」では、高山の竹製品の技術を生かした造形物を職人が制作し、明かりをともします。幽玄な空間の中で、お抹茶をいただき、心癒されるひと時を楽しみましょう。
高山竹あかり
開催日:令和5年10月7日(土)・8日(日)
時間:点灯は17時30分〜20時00分
場所:高山竹林園(生駒市高山町3440番地)
交通:無料送迎バス運行(学研北生駒駅から高山竹林園)
※天候や新型コロナウイルスの影響によりプログラムを変更または中止する場合があります。
問い合わせ先:高山竹林園、電話:0743-79-3344、E-mail:[email protected]
▼詳しくは公式サイトでチェック
高山竹林園HP:https://www.tikurinen.jp/
イベント公式サイト:https://takayamatakeakari.amebaownd.com/