探訪ナビ 大和郡山エリア - 歴史あふれる城下町散策
郡山城跡
天守台からの眺望抜群
郡山城は1580年に筒井順慶が築城したとされ、85年に豊臣秀吉の弟である秀長が入城、畿内統合の拠点として大規模に整備された。10月には国史跡に指定見込み。
大和郡山市が2014年に行った天守台の発掘調査では、大坂城と同じ金箔瓦や礎石が出土、天守の存在が裏付けられた。天守台の石垣には石仏が転用され、「逆さ地蔵」が有名。展望台として整備された天守台は見晴らしが抜群で、石仏探しと併せて楽しみたい。
城内には徳川期の美しい石垣や堀が残り、1983(昭和58)年に復元された追手門が来訪者を迎えてくれる。
柳沢吉保(よしやす)の子、吉里が国替えで郡山に入ったのは享保9(1724)年。城内の柳沢文庫では、幕末まで郡山を治めた柳沢家ゆかりの品々を見ることができる(9時~17時。月曜・第4火曜日休館。一般300円、高校生以上の学生200円)。
【郡山城跡】
◇住所/大和郡山市城内町
◇交通/近鉄郡山駅下車、徒歩約10分
◇問い合わせ/大和郡山市まちづくり戦略課、電話:0743(53)1759
復元された櫓が堀に映える郡山城跡(大和郡山市提供)
奈良県立民俗博物館
農作業、道具など紹介
奈良に暮らす人々が改良と工夫を重ねながら伝えてきた生活用具や農具などを、「農村の四季」「川と人のかかわり」「地域のものづくり」「昔のくらし」の四つのテーマに分けて展示している。
農村の四季=約50年前の奈良盆地の稲作を中心に、季節ごとの農作業の様子や農村行事の風景を紹介/川と人のかかわり=川を利用して物を運んでいた水運や川での漁業、水害との戦いなど、奈良の人々の暮らしと水辺の文化を紹介/地域のものづくり=林業や機織りなど、奈良の人々が育んできた生業の歴史を紹介/昔のくらし=大正末期から昭和初期の家庭で使われた道具などを紹介。
博物館がある大和民俗公園には県内各地から古民家15棟が移築復原されており、自由に見学できる。
【奈良県立民族博物館】
◇住所/大和郡山市矢田町545
◇開館時間/博物館=9時~17時、古民家=9時~16時
◇休館日/毎週月曜(祝日・振替休日の場合は翌平日休館)
◇観覧料/一般200円、大学生など150円。65歳以上、高校生以下、障がい者と介助者1名は無料。古民家の見学は無料
◇交通/近鉄郡山駅から奈良交通バスで「矢田東山」下車徒歩約10分
◇問い合わせ/電話0743(53)3171
農作業の様子や道具を展示したコーナー
「女王卑弥呼」募集
笑顔で大和郡山に元気を
大和郡山市観光協会は、あなたの魅力ある笑顔で、大和郡山を元気にしてください-、と「第41代女王卑弥呼」を募集している。大阪教育大学名誉教授だった故鳥越憲三郎氏の著書「大いなる邪馬台国」の中で、邪馬台国は大和郡山市の北西部、矢田地区にあったという学説をもとに、町おこしの一環として1982(昭和57)年から女王卑弥呼を選出。市の事業やキャンペーン、伝統行事のPRを行っている。
応募資格は県内および周辺地域に在住、在勤、在学する18歳以上の女性(高校生不可、未婚・既婚問わず)。年間20回程度、観光事業に参加できることなどが条件。任期は来年3月に開催される「お城まつり」から1年間。応募締め切りは10月30日で募集人数は3人。
詳しくは、同観光協会、電話:0743(52)2010
全国金魚すくい選手権大会でも会場に花を添えた
協賛(順不同)
一般社団法人奈良経済産業協会、桶谷ホールディングスグループ、菅原天満宮、喜光寺、共同ハウジング株式会社、前川機械株式会社、戸尾建築設計事務所・戸尾行政書士事務所、海龍王寺、正暦寺、阿弥陀寺、大和郡山市観光協会、藤本建設、農産物直売所旬の駅トドロキタウン店、ル・ベンケイ、和北堂谷村丹後、生駒山宝山寺、とびやま不動産、張替本舗金沢屋北和店、信貴の湯、信貴山のどか村、信貴山朝護孫子寺、奈良元林院検番演舞場「伝統芸能保存会」、天理市、長岳寺、株式会社イチクリ、株式会社ICHIKEN、上牧町、ワンダーリフォーム、花nosode、タナベ、なこうど小町、大仏館