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【動画あり】戦国武将の勇姿が蘇る 筒井順慶まつり - 大和郡山市

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筒井順慶を囲み杯を交わしていざ出陣=8日、大和郡山市筒井町

 戦国武将、筒井順慶ゆかりの地、大和郡山市筒井町の筒井城跡周辺で9月8日、「第21回 筒井順慶まつり」が開催された。甲冑姿の武者行列や火縄銃の演武など多彩な催しがあり、来場者は「戦国絵巻」を楽しんだ。

 

 まつりは筒井順慶鉄砲隊による火縄銃の迫力ある祝砲でスタートし、出陣に先駆け三献(さんこん)の儀式が行われた。筒井順慶と家臣の嶋左近、松倉右近らが杯を交わし、順慶公の号令でいざ出陣。武将たちは筒井城跡を出発し、町中を練り歩いた。

 

 筒井順慶役は県立ろう学校の本谷孝一校長先生が、嶋左近役は県立大和中央高校の中村浩教校長、松倉右近役は大和郡山市立筒井小学校の木谷博記校長がそれぞれ務めた。残暑が厳しく過酷な条件の中、甲冑に身を包んだ出演者たちは、こまめに休憩をとり水分補給を行いながらの巡行となった。

 

 メイン会場の筒井城跡では、大和郡山市を本拠地に活動している「やまと獅子太鼓」が勇壮な演奏を披露し、まつりをいっそう盛り上げた。また火縄銃の演舞では、轟音が会場に響き渡り当時の戦場の緊張感が再現された。さらに、金魚の町として知られる大和郡山ならでは、頭上の金魚すくい網「ポイ」を水鉄砲で攻撃する「水攻め合戦」などユニークなイベントもあり、多くの来場者で賑わいを見せていた。

 

 応援に駆けつけた上田清・大和郡山市長は、「このまつりを通じて、筒井順慶をふるさとの誇りとして語り伝えてもらえれば」と語った。

 

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