和紙の産地で手すき体験講座 奈良県吉野町のゲストハウスに宿泊 9月20日から3泊4日

伝統的な和紙の産地・奈良県吉野町国栖(くず)地区に滞在し、手すき和紙の製造工程を学ぶ体験講座が9月20日、開講する。町内の和紙職人と和紙工芸作家、ゲストハウスの共同企画。3泊4日の受講料11万5千円(食費・宿泊費込み)はモニター価格。8月31日まで申し込みを受け付けているが定員6人で締め切る。
和紙職人の植浩三さん(56)は江戸時代から続く和紙工房の6代目。「宇陀紙」と呼ばれる表装用和紙などを手がける。型染め和紙工芸「山の果研究所」(同町小名)の吉村寿代さん(49)は和紙の原料植物「コウゾ」の栽培も行い、約4年前に植さんに弟子入り。体験イベントとは違う道具類を扱いながら技術を習得中で「古くからの技術が受け継がれている。吉野のファンや仲間が増えれば」と話す。吉野町は県内で唯一残る手すき和紙の産地。同地の和紙づくりの技術は、大海人皇子(後の天武天皇)が養蚕とともにもたらしたという伝承もある。
受講中の滞在は、神戸市から移住した建築士、沢木久美子さん(64)が元旅館をよみがえらせたゲストハウス「空」で、空き家問題や過疎地域の活性化などについても考えることができそう。
問い合わせ・申し込みは「奈良・吉野の手漉き和紙講座」や山の果研究所のホームページ、SNSから。