【動画あり】リーグ優勝・1部昇格へ意欲満々 感謝の心忘れず結果出す - バドミントン女子実業団「YAMATO奈良」が決起集会
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奈良県に拠点を置くバドミントン女子実業団の「YAMATO奈良」が4月27日、奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで「決起集会2024」を開き、選手を雇用する企業関係者ら支援者を前に今シーズンの健闘を誓った。
今シーズンはキャプテンを柳原なな子が務める。副キャプテンは佐藤麗。ほかに、選手兼コーチの保井優奈と、今井優歩、葉山美衣子、福田海璃、高橋未羽、赤坂玲奈の全8選手が所属する。また、チーム創設から監督を兼任していた阪口恵二朗代表理事に代わり、三好奈緒が監督に就任した。
三好監督は「競技に打ち込むためには環境や資金が必要で、それを支援してくれる方々がいることを忘れてはならない。その恩は結果で返すのはもちろんだが、一番は感謝の心を失わないこと。地域から愛され、『応援したい』と思ってもらえるチームを作っていきたい」と抱負を述べた。
来賓の小林茂樹衆議院議員らのあいさつの後、乾杯し、選手らは各テーブルを回って支援者と歓談した。
会ではチームのメインパートナーとなった丸産業(橿原市)のロゴがあしらわれた新ユニフォームと、チームのマスコットキャラクター「やまとと」もお披露目された。
三好監督は昨シーズンについて、「(初参戦となったS/JリーグIIでは)8チーム中5位という結果だったが、最初は緊張もありながらも、試合を重ねるごとに良い内容になった。上位チームと競り合える場面もあり、差はわずかだと感じた。結果としては残念だったが、希望も持つことができた」と報告。今シーズンのリーグ優勝、1部昇格に意欲を見せた。
ほか日本ランキングサーキット大会で今井が女子ダブルスで準優勝、ヨネックス杯国際親善レディースバドミントン大会での優勝など好結果の報告があった一方、「全日本社会人、近畿総合など練習の成果が結果につながらなかった」と話し、「選手たちにも『結果にこだわろう』という点を伝えている。実戦をイメージして練習に取り組み、結果の良し悪しのギャップを埋めていきたい」と今シーズンの方針を示した。
チームの活動は今月25日からの日本ランキングサーキット大会に今井が女子、混合ダブルスに出場する。6月19日からの全日本実業団選手権大会がチームとしての皮切りとなる。S/JリーグIIは11月14日から滋賀県を舞台に4日間の日程で行われる。(有賀)
2024年5月29日付・奈良新聞に掲載