「籠松明」炎の舞 華やかに - 奈良お水取り2024
東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ、お水取り)は12日、毎夜の松明(たいまつ)より一回り大きくて華やかな「籠松明」が二月堂に上がった。
世話役の「童子(どうじ)」が長さ約8メートルある籠松明を担ぎ、練行衆(れんぎょうしゅう)をお堂へ導くと、舞台から籠松明を突き出して周囲を赤く照らした。今年はコロナ禍に中止していた二月堂周辺の籠松明の拝観が再開され、一般参拝者は移動しながら炎の舞に見入った。
13日未明には「お水取り」名の由来となった、二月堂下の井戸から本尊に供える香水をくみ上げる儀式「水取り」が営まれ、15日未明に満行を迎える。