「籠たいまつ作り」 童子ら食堂横で仕上げ作業 - 奈良・お水取り2024
東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会(しゅにえ、お水取り)は8日、後半の下七日(げしちにち)に入り、12日に舞台へ上がる「籠(かご)たいまつ」づくりの仕上げが行われた。
通常のたいまつよりも一回り大きい長さ約7メートルの華やかなたいまつで、練行衆に従う童子(どうじ)が少しずつ部品を作ってきた。この日は、二月堂下の食堂(じきどう)横で仕上げの作業。竹の先端に松の割り木や杉の葉を差し込むと籠状に包み、最後に化粧板と呼ばれる杉の薄板で飾って、花のようなたいまつが完成した。12日に、童子が肩に担いで二月堂の舞台に上がる。
12日は二月堂の信者組織の各講社の参詣日。一般参拝者は移動しながらのたいまつ拝観となり、堂内で聴聞はできない。