歴史文化
「花ごしらえ」 桶に並ぶ造花 鮮やか - お水取り2024
東大寺二月堂の修二会(しゅにえ=お水取り)で、二月堂の須弥壇に供えるツバキの造花を準備する「花ごしらえ」が23日、奈良市雑司町の同寺であった。
赤や黄色が美しい花は全て手作りで、練行衆や世話役の仲間(ちゅうげん)らが別火坊の座敷で作業を行った。タラの木の芯に黄色の蘂(しべ)紙を巻き、紅白の花びら5枚を貼って仕上げる。出来上がった花は塗りの桶(おけ)に並べていく。
造花は後日、ツバキの枝に取り付けて二月堂の堂内に飾られる。